このページのポイント
生産国は中国が圧倒的に多い。品質にはバラつきがある。
一流メーカー監修の製品なら、日本製も中国製も大きくは変わらない。
同じ中国製でも、メーカーや値段帯、製品グレードで品質は大きく異る。
水準以上の強度がほしいなら最低でも1万円台のスーツケースを購入しましょう。
強度に加えて作りの良さまで求める神経質な人は2万円台以上のものにしましょう。

生産国と品質と性能

旅行かばんは非常に高い強度が求められる製品です。並みの品質レベルではあっという間に壊れてしまいます。ここでは製造国や製品のグレードについて解説します。

スーツケースはどこの国で製造されているの

スーツケースはどこの国で製造されているのでしょうか。
世の中の様々な製品と同じように中国や東南アジアの国での生産が一般的になっています。

昔は多くのメーカーが日本国内生産をしていましたが、
90年代頃から賃金の安い海外での生産に切り替わってきました。

2000年代に入ると中国のWTO加盟で世界の工場が中国に集まっていく波に乗り、
スーツケースの製造工場も中国に乱立していきました。

ポリカーボネートなどの素材メーカーやパーツメーカーの工場も集積していることもあり、
一大スーツケース製造国となっています。

国内の大手メーカーのスーツケースもほとんど中国で製造されています。
欧米の大手メーカー有名メーカーもほとんどが中国生産です。

国内大手で日本国内で製造を続けているのは、エース鞄の高級モデルくらいではないでしょうか。
(中小のメーカーですと他にも国内で製造しているものもあるようです。)

国内メーカーも欧米のメーカーも、もはやスーツケースは中国製が標準なのです。



日本製と中国製の違い

では日本製など先進国で製造された製品と、中国製の製品にはどのような違いがあるのでしょう。

工員の練度や品質に対する考え方などは比較になりません。同じ人類なのが不思議なくらいです。

中国人の経営者、中国人の工員に作らせていたら、
日本人の要求する品質基準では到底売り物にならないものが出来上がります。

歩留まりが悪いというレベルではありません。100個中100個不良品が出てくるレベルです。

しかし、日本で販売されている国内メーカーの中国製のスーツケースは品質的に問題ありません。
これはメーカーの頑張りが非常に大きく、
意識の低い工場で改善を行いなんとか今の水準まで持ってきたのです。

2000年代初頭の中国製スーツケースは、有名メーカーの製品であっても質の低いものでした。
今では各工場の品質改善が進み、有名メーカーの製品であれば中国製造でも全く問題ありません。
まあ、数十個に1つくらい不良品が混じっているのはご愛嬌ですが。

こういった不良品は、国内で最終チェックをしているメーカーですと弾かれますが、
工場から届いたままの状態で出荷しているメーカーですとたまに不良品が混じっています。

また、使い勝手や強度は日本製と変わらなくても、細かい作りの良さまでは中国製に求められません。
フレームのかみ合わせがなんとなく良くない、パーツの部分が何となくカタカタする、パーツの取り付け位置が僅かにズレている気がする、表面に少し傷が付いている等、使用するには問題ないものの品質を極めきれていない感じはあります。

こういう細かいところまで完璧を求める方は、3,4万円台~の日本製のスーツケースをお勧めいたします。
あるいは、2,3万円台~の中国製であっても国内メーカー監修の製品がお勧めです。



性能は値段なりです

中国製であっても、国内メーカーの製品でそれなりの値段のものは全く品質に問題がありません。
逆に激安のノンブランド品の中国製スーツケースなどは今だに悲惨な品質のものもあります。

使い捨てのつもりで1,2回で壊れても問題無いということでしたら、1万円以下のノンブランドの中国製も良いかもしれません。
しかし、少し足して1万円台のスーツケースなら、強度的に一流メーカー製と変わらないものもあります。
少し出して1万円台くらいのスーツケースを選んでおいたほうが幸せになれるでしょう。

強度に加えて、細かい作りの良さまで求めるなら、2万円台~の有名メーカーの一般的な価格帯の製品を選ぶ必要があります。
このクラスですと、メーカー側がかなり厳しい品質管理やチェックをを行っているので、日本製と殆ど変わらない品質です。
これ以上ですと、3万円台、4万円台、5万円台と値段が上がっていっても、比例して品質が上がることはありません。

まとめると、中国製であれ日本製であれ、メーカーと値段次第ということになります。
中国生産であっても、有名メーカーの製品であり、ある程度の値段のものであればOKなのです。

強度的に水準以上のものがほしいならせめて1万円台以上のものを選びましょう。
水準以上の耐久性に加えて、作りの良さまで求めるなら、最低2万円台からの製品を選びましょう。

フレームのかみ合わせがストレス無くスムーズだ、傷も殆ど無い、パーツや内装の作り付けが良いなど、細部の作りの良さまで求めるなら2,3万円台以上の一流メーカー品を選ぶ必要があります。

耐久性が水準以上で、作りはそれほど良くなくても普通に使えるなら問題無いということでしたら、1万円台くらいのリーズナブルな製品で問題ありません。


この記事が役に立ったら、ぜひ「いいね」をポチッとお願いします!