スーツケースの大きさの選び方

いよいよ購入するスーツケースのモデルが決まったら、最後にサイズを選びます。

スーツケースは、各モデルに複数のサイズがあるものがほとんどです。
どの大きさの物を購入するのか決める必要があります。

とにかく大きなものを選ぼうとする人がいますが、旅行かばんは大きければ大きいほど良いということは全くありませんので、注意しましょう!

一番大きいサイズは壊れやすいといいますよね。
私にとっては単純に大きすぎて持ち運べませんけど。

このページのポイント

SMLなどのサイズ表記はメーカーやモデルによって違うので比較できるものではない
スーツケースのサイズはリットルという容量の単位で見る
一般的には、1人分の荷物で、1日につき10リットルが必要とされる。
将来行くかもしれない長期旅行のために、今回必要ない大型サイズを買うのはダメ!
必要以上に大きなスーツケースを購入するのは良くない。旅に合ったサイズが良い。
家族の荷物を一つの大きなキャリーバッグに纏めるのではなく、1人1つが原則。
同じモデルならサイズが大きいほど、中に詰めた荷物が重いほど壊れやすくなる。

キャリーバッグ類のサイズのラインナップについて

旅行カバンのサイズ表記には様々な種類があります。SS,S,M,L,LLとなっているモデルがあるかと思えば、小、中、大、特大となっているモデルも有ります。

かと思えば、56cm,63cm,70cm,77cmなどキャリーバッグの高さが各サイズの表記となっているモデルも有ります。

また、A社のMサイズが、B社ではLサイズにあたったりと、メーカー間で基準が統一されていません。

それどころか同じメーカーでも、AモデルのLサイズとBモデルのLサイズの大きさが異なったりするのです。

スーツケースのサイズには決まった規格はなく、各社各モデルごとにバラバラなのです。

したがってSMLなどの表記でスーツケースの大きさを比較することは出来ません。

スーツケースのサイズを決める際に重要になるのは容量です。
スーツケースには必ずリットルの単位で容量が表記されています。この容量が重要なのです。

容量はスーツケースの中にどれだけの荷物が入るのかという値です。

リットルというのは、リュックサックや冷蔵庫やゴミ袋でもおなじみの容量の単位です。
何リットルの水と同じ体積のものが入るのかと考えるとわかりやすいですね。

感覚的に分からない場合は、100円ショップなどで売っている○○リットルという表記のあるゴミ袋に、パンパンに荷物を詰めてみて、どの程度の容量ならどのくらい入るのかを確かめてみればわかりやすいと思います。

必要な内寸と収納できる容量

それでは、どの程度の容量のスーツケースを購入するのが望ましいのでしょうか。

荷物の量は人それぞれなので、一定の基準で判断することは出来ませんが、一般的には1人分の荷物だと渡航1日につき10リットルと言われています。

つまり、3日間の渡航なら30リットル、一週間の渡航なら70リットルという感じです。

大きなモデルでも100リットル位が上限ですので、長期の渡航では一番大きなモデルを選ぶ方が多いようです。

逆に、長期の渡航であっても旅慣れている方ですと、小さなスーツケースで出かける場合もあるようです。

一般的に海外初心者ほど短期の渡航でも大きなものを選び、旅慣れているほど長期でも小さなものを選ぶようですね。

旅慣れている人は、必要な物と不必要な物がよく分かっていますし、大きなスーツケースが旅の負担になることをよく理解しているようです。

あまり大きい物もあまり小さいものも使いにくいので、一般的には1週間用の70リットル程度のものが一番売れています。

駅や空港でも70リットル前後のモデルを一番多く見かける気がします。

大きさの選び方

上で紹介した1日10リットルという基準は、あくまでよく言われている一つの基準に過ぎません。自分が必要だと思う大きさを購入するのが大事です。

前述の通り、必要だと思うものをゴミ袋に入れてみて、何リットル必要なのか考えてみましょう。

帰りにおみやげ等を購入することを考えると、少しだけ余裕があったほうが良いかもしれません。

大きさを選ぶ際に、今回は50リットルで良さそうだけど、いつか長期旅行に行くだろうから100リットルを買っておこうと考えるのは、おすすめできません。

50リットルで済む旅行に100リットルのスーツケースを持っていくのは、大変な無駄です。

大きなスーツケースは邪魔で旅の負担になりますので、小さくて済むなら小さいに越したことはないのです。

今回は50リットルのスーツケースを購入して、いつか行くことになったら100リットルのスーツケースをあらためて購入すればよいのです。

旅慣れた方は大抵2つ3つのキャリーケースを所有しています。その旅ごとに合ったサイズのスーツケースで出かけるのが一番快適なのです。

大は小を兼ねるとデカイものを買って、毎回スカスカで渡航するのはバカバカしい話です。

大きいスーツケースは重く負担になるだけでなく、航空会社に預ける際に超過重量になったりする恐れがあります。

容量が大きいと隙間が勿体無い気がして、あれもこれもと無駄なものを持って行きがちです。

スーツケースが大きければ大きいほど、重ければ重いほど破損しやすくなるということも忘れてはいけません。

あくまでも、旅に最適なサイズで出かけるのが一番なのです。

仕舞っておくスペースがないのでキャリーバッグは一つにしたいという方は、やはり70リットル前後のものを購入するのが多いのだと思います。

1週間~10日程度の旅行には十分で、ほとんどの海外旅行に対応できる上に、ほとんどの体格の人にとって過剰に大きすぎることがないからです。

変に100リットル近いものを購入すると、旅の負担になる上、小さなモデルよりも壊れやすくなりますので、あまりおすすめしません。

家族旅行での個数とサイズ

家族で海外旅行に行く際に、巨大なスーツケースを購入して、全員分の荷物をパンパンに無理やり詰め込んで、お父さんが頑張って運んでいるケースをよく目にします。

しかし、これは最悪なスーツケースの使い方と言えます。

まず、子供を除いて、スーツケースは1人1個が原則です。

4人家族なら、お父さんお母さんが1本ずつスーツケースを持って、それぞれ子供の荷物も入れるのがベストでしょう。

子供が中学生程度まで成長すれば、1人1つのスーツケースを持つほうが望ましいのです。

一つの大きなスーツケースに荷物をまとめると、とんでもない重さになり運ぶのが大変な負担になります。

平らな路面ならともかく、階段や段差などは以外と多いものですし、路面が石畳だったら運ぶのに負担がかかるだけでなく、路面の凹凸と重量でキャスターを痛めることになります。

また、スーツケースは重量が重くなるほど格段に壊れやすくなります。

空港で投げられたりした際に、10キロの荷物が入っている場合と、30キロの荷物が入っている場合、どちらが壊れやすいかを考えれば明白です。

追加料金無しで預けられる重量はキャリーケース本体の重さを入れて20キロ程度です。スーツケースの設計強度もその程度です。

パンパンに詰めてあまりにも重いと、格段に壊れやすくなるということをよく覚えておく必要があります。

重さを分散させるためにも、巨大なスーツケースに全員分を詰めるのではなく、一人一つ適度な大きさのキャリーバッグを持つのが原則です。

ただ、手がかかる小さなお子さんがいる家庭などでは、ある程度まとめるのはしかたがないことです。

そのあたりは柔軟に考え、家族が一番快適に旅を送ることができるスタイルを想像しましょう。

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