このページのポイント

メインの荷室を開かなくても小物を出し入れできる外ポケット付きのモデルもある
フロントオープンとトップオープンがあるがトップオープンのほうが使い勝手よし
スーツケースを立てたまま簡単に小物を出し入れできるのは大変便利
トータルの容量は変わらないもののメイン荷室が狭く感じるというデメリットもある
お値段は同クラスの普通のファスナーハードと比べて少々割高か

トップオープンやフロントオープンのキャリーバッグ

スーツケースやキャリーバッグは、大事な荷物を外部の衝撃から守るため堅牢な作りになっていますが、それゆえに気軽に荷物を出し入れすることが出来ないという不満点もあります。

フレームタイプのスーツケースもファスナータイプのキャリーバッグも、基本的な構造としては真ん中から本体が2つに割れ開く構造になっています。そのため、ちょっと小物を出し入れする際にも、本体を大きく開く必要があります。

ビジネスで出張中にちょっとした書類を取り出したり、海外旅行でもスマホなどの頻繁に出し入れする小物を取り出すために、大きくスーツケースを開く必要があるのは大変煩わしいものです。

比較的使い勝手の良いフレームタイプならましですが、ファスナータイプともなれば本体をほぼ1周するラウンドファスナーを全て開ける必要があります。頻繁に出し入れする度にこれでは気が滅入ります。

そこで一部のファスナーモデルには、本体を大きく開けることなく小物を収納することができる外部ポケットが付いています。頻繁に小物を出し入れする方にはおすすめ機能と言えるでしょう。

外ポケットなどと呼ばれるこれら小物入れは、ソフトケースではどのモデルでも当たり前のように付いていますが、ハードケースでは珍しいものです。このあたりが従来ビジネス用途にソフトケースが人気であった理由の1つでしょう。

ただ、ファスナータイプのハードケースがソフトケースよりも安くなってくる中で、徐々にビジネスユースでもファスナーハードを選ぶ方が増えてきています。それに伴い、最近ではハードケースでも外ポケットを設けるモデルが増えてきています。

ハードケースのボディシェルに余計な穴を開けることは強度上好ましくありませんが、比較的小さなサイズのモデルであれば問題ないでしょう。実際に外ポケットの付いたファスナーハードケースは、機内持ち込みサイズくらいから中型程度までのモデルが多いようです。

確かに便利な機能ではありますので、ファスナータイプのハードケースの購入を考えている方は、検討してみても良い機能だと思います。

トップオープンとフロントオープンの違い

ソフトケースの場合は、外側正面にファスナーで空け閉めする小さな外ポケットが縫い込まれているケースがほとんどですが、ハードケースの場合は、樹脂製のボディシェルの一部が切り取られていて、ファスナーでボディに固定されている構造となっています。

どの部分が切り取られて開くようになっているかで、フロントオープンとトップオープンに別れます。

フロントオープンは非常に見慣れた機構で、スーツケースのキャスターを下にして立てた際の前面がラウンドファスナーで開くようになっています。ノートパソコンや書類も入る大きなポケットになっているケースが多く、ビジネスユースでも使い勝手抜群です。

その一方、開口部が大きく、開く際にはラウンドファスナーをグルっと開く必要があるため、メインの荷室を空け閉めするのと大きくは変わらない印象です。キャスターを下にして立てたまま開くことができる、小さなスペースで開けるくらいの違いはありますが。

一方、トップオープンは最近ようやく普及してきた比較的新しいタイプで、キャスターを下にして立てた際の前面上部が開くようになっている構造です。

フロントオープンに比べて開口部が小さく、ファスナーを開け閉めする手間が少なくて済みます。腰をかがめなくても手軽に開け閉めできるのは大きなメリットです。

開口部は小さいもののポケットのサイズや容量はフロントオープンに負けておらず、ノートパソコンや書類などが入るモデルもあります。イメージとしてはフロントオープンは斜め前から荷物を入れる感じで、トップオープンは上から荷物を差し込む感じです。

出し入れしやすさはフロントオープンに軍配が上がるかもしれませんが、慣れればトップオープンも全然便利です。気軽に開け閉めできるトップオープンのほうが使い勝手は優れています。

メリットとデメリット

このような外部ポケットの付いたモデルは、本体のメインの荷室を開けることなく小物を取り出すことができるなど大きなメリットがある一方、デメリットもありますので総合的に考えて必要な機能なのかどうか判断しましょう。

メリットは前述の通り、スーツケースを寝かせてメインの荷室を開かなくても、小物類が簡単に出し入れできる点です。狭いスペースでもキャスターを下にして立てたまま簡単に出し入れできるのは大きなメリットです。

一方のデメリットとしては、外ポケット部分の容量分、メインの荷室の容量が減るということです。これは地味に大きいデメリットで、外ポケット分の容量は増えるわけですからトータルでは容量は変わらないはずなんですが、メインの荷室の容量がずいぶんと削られているような印象を受けます。

特にフロントオープンやトップオープンなどの付いたモデルは、比較的小ぶりなサイズのモデルに多いため、メインの収納スペースがずいぶん小さいように感じられます。実際はトータルで容量は殆ど変わらないのですが。

その他のデメリットとしては、比較的値段が高いことが挙げられます。ファスナーハードケースは値段の安さが大きな魅力の1つですが、外ポケットの付いたモデルはお値段もプレミアムです。

実際ずいぶん余計な工程が増えますので製造コストが上がることも確かですが、最終価格から考えれば何割も値段が変わるわけはありません。新機能ゆえのプレミアム価格と考えたほうが良いでしょう。

機内持ち込みレベルの小さなファスナーハードケースですと、ノーブランド品で5800円位から、メーカー品でも1万円を切るくらいの値段から購入できますが、なぜか外ポケット付きのモデルになると1万円を余裕で超えてきたりします。

ファスナーを多用しているため、あまり安物のノーブランド品を選ぶのは強度上危険なこともあり、なかなかお財布に痛い選択肢ではあります。へたな外ポケット付きファスナーハードケースを購入したら、立派なフレームハードケース並みの値段になってしまったなんてこともありえます。

トップオープンおすすめランキング

上で紹介した、トップオープンやフロントオープンの外ポケットの付いたモデルから、おすすめのモデルを紹介いたします。主に機内持ち込みサイズの紹介となっております。あまり大きなサイズのモデルですと、強度上ボディシェルをくり抜いている外ポケット付きハードケースはおすすめできません。

エミネントの機内持ち込みサイズのトップオープンモデルです。手頃なお値段で性能も機能もお値段以上です。

エース鞄のace.TOKYOブランドのトップオープンモデルです。フロントオープンとトップオープンの中間のような程よい開口部で使い勝手も良いモデルです。

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