統一基準のないスーツケースのサイズ表記から大きさを選ぶ
スーツケースには大きいものから小さいものまで各種ラインナップがあります。ご自身の体に合わせた無理の無い大きさのものを選ぶ必要があります。
ただし、表記に決まった統一基準はありませんので、LサイズやSサイズなどの表記に惑わされずに、縦横奥の長さと収納できる容量の表記を見てしっかり選びましょう。
どのようなサイズのスーツケースを選ぶのか
同じ機種のスーツケースには、通常、数種類のサイズが用意されています。
SS,S,M,L,LLなどの表記のものはメーカーによって基準が異なるので、少々選びにくい印象があります。
60センチサイズ、66センチサイズ、73センチサイズなどの表記のものは、キャスターを下にして転がす状態のスーツケースの高さを現しています。こちらは基準がはっきりしているので選びやすいですね。
もっとも、肝心なのは荷物が入る容量です。荷物の容量は、どのスーツケースでもリットルで表記されていますので、こちらを目安にして選びます。
当然、容量が大きいほど沢山の荷物が詰められますが、無料で航空機に乗せられる荷物の重量には制限がありますので、大きければ良いというものでもありません。
また、大きすぎると、小柄な方には負担になりますので、よく考えて選ぶ必要があります。
渡航期間から考えた荷物の量に合わせて大きさを選ぶ人が多いのですが、自分の体に合った大きさのスーツケースを買い、荷物の量をそれに合わせるのが旅行通の選び方です。
無駄にたくさんの荷物を持って行く必要はありません。大きすぎるサイズは、旅行中に負担になります。
機内持ち込みは115センチ、預ける荷物は157センチ以内
上記のように容量で選ぶのが基本ですが、重量と同様に無料で預けられるスーツケースのサイズには制限がありますので、大きさも気にする必要があります。
一般的に、国際線の機内に持ち込めるキャリーバッグのサイズは、(縦×横×高さ)が115センチ前後までの物になります。LCCや小型機などでは、さらに各辺の長さにそれぞれ上限がある場合もあります。
また、預けれられるスーツケースのサイズは、多くの航空会社で(縦+横+高さ)が157センチ以下または158センチ以下までとなっています。
※航空会社によって受け入れ可能なサイズは異なりますので、よく確認しましょう。
このサイズを超えてしまうと、機内に持ち込みできなかったり、荷室に預ける際にオーバーサイズで高額な追加料金を取られる場合もありますので注意しましょう。
同じモデルなら、大きいサイズになるほど壊れやすい
キャリーバッグなど旅行カバンには同じモデルに複数のサイズが用意されているのが普通です。
サイズが異なっても、ボディのポリカ板の厚みや、キャスターなどのパーツは同じですから、大きければ大きいほど負担がかかって壊れやすくなります。
家族の分の荷物を100リットルのLLサイズスーツケースに無理に詰めるよりも、70リットル程度のLサイズスーツケースを2つ方がおすすめです。小さなサイズを選ぶことは、壊れ難いだけでなく移動負担も少なく、重量超過にもなり難いのです。
写真に人物が写っているショップで買いましょう
スーツケースをお店に買いに行く場合は、実物に触れることができますが、ネットショップで買う場合はサイズを良く考えて買う必要があります。
できればスーツケースと人物が同時に写っている写真の掲載されているショップで買うのが良いでしょう。キャリーバッグはサイズが大きいため送料も高額です。サイズ交換をお願いしても、送料負担を求められるのが普通なので、極めて慎重にサイズを選んで注文しましょう。