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スーツケースが破損するのはほとんどが航空会社に預けた時。
破損して出てきた場合は、すぐに届け出れば航空会社で保障してもらえる。
旅行保険やクレジットカード付帯の保険でも修理できるものもある。
破損しないために、できるだけ丈夫なスーツケースを購入することが重要。
同じモデルの鞄なら、より小さいサイズを選んだ方が破損しにくい。
中に詰める荷物は少なくして、全体の重量を軽くしたほうが破損しにくい。

スーツケースの破損について

スーツケースのどのような時に破損し、破損した場合はどうすればよいのでしょうか。

旅行かばんが破損するケース

スーツケースなど旅行かばん類は、安物の粗悪品を除いて非常に丈夫にできていますので、
普通に使用している分には壊れるようなことは稀です。

ただ、航空機に搭乗する際に空港で預けて、到着した空港で受け取る際に、
壊れた状態でターンテーブルから出てくる場合があります。それも割りと頻繁に。

スーツケースの破損≒航空会社による破損、と考えても問題ありません。

壊れるようなケースは、ほとんど航空会社に預けた際に起こります。

安物ですと5~10フライト程度で故障してしまうケースもあります。

一流メーカー品でも平均60~100フライト程度で何らかの破損が出ます。
有名メーカー品でも、近年の超軽量モデルですと平均30~50フライト程度で、壊れてしまうものもあります。

ただ、あくまでも平均であり、運が悪いと高級スーツケースでも1フライト目で壊れて出てくる場合もごく稀にあるわけです。

空港で壊れて出てきた場合は

飛行機を降り、到着ホールのターンテーブルからスーツケースが出てきたら、すぐに破損がないかチェックしましょう。

キャスターが壊れていないか、スーツケースの開け閉めはできるか、ボディに割れが無いかなど、
細かくチェックしていきましょう。

ざっと見ただけでは、小さな亀裂などに気づかない可能性がありますので、よく確かめましょう。

破損があったら、同じ到着ホールにある航空会社のカウンターで破損があったことを申告しましょう。

スーツケースに亀裂が入っていたり、凹みがあれば多くの場合は修理をしてもらえます。

キャスターや取っ手ハンドルなど、飛び出ているパーツは航空会社の規約により修理してもらえないケースが多いようです。

はじめから規約に突起部の破損は保障しないと記載されているのです。

もっとも、修理するしないはケースバイケースなところもあり、
しつこくクレームを言い続けるめんどくさそうな客には修理に応じるケースもあるようです。

いずれにしろ、少しでも破損を見つけた場合は、その場で申し出ましょう。

空港を出てからクレームを入れても、手遅れな可能性があります。

破損した場合は、破損を証明する書類を書いてもらえます。

この書類を手に、帰国後に航空会社のカスタマーセンターに連絡を取れば、どうすればよいのか指示がきます。

多くの場合は、所定の修理業者に宅配便の着払いで送ることになります。

修理後、スーツケースはまた宅配便で送られてきます。

海外旅行保険の付帯保険やクレジットカードの保険で修理する

航空会社の保障を受けることができなかった場合は、自費で修理することになります。

もし、出国前に海外旅行保険に入っていた場合は、パンフレットをよく読んでみてください。

海外旅行保険にはスーツケース破損保障が付帯されているものが結構あります。

保険会社によって手続きや修理の流れは異なりますが、多くの場合は宅配便の着払いで指定修理業者に送ることになります。

補償を受けるためには、第三者証明書が必要になる場合はほとんどです。

すなわち、その旅行でそのスーツケースを破損させられたことを証明する書類が必要になります。

航空会社のカウンターで書いてもらった破損を証明する書類などが、これにあたります。

海外旅行保険に入っていない場合でも、お手持ちのクレジットカードに、携行品保険が付帯されている場合もあるので、よく調べてみましょう。

何も保険がない場合は、いよいよ自費で修理するしかありません。

破損をできるだけ避けるために

航空会社にスーツケースを預けた際の破損は、運によるところがかなり大きいのですが、
いくつか注意すれば破損確立を少しでも減らすことができます。

ポイント① できるだけ丈夫なスーツケースを買う
あまりにも当たり前の話ですが、やはりこれに勝るものはありません。安物を避けるのは当然のこととして、一流メーカー製でも最近の超軽量スーツケースは、少々強度を犠牲にしていることは否めません。なるべく丈夫そうなのを選びましょう。

ポイント② 同じモデルでもできるだけ小さいサイズを購入する
スーツケースは同じモデルでも数種類のサイズが用意されていますが、キャスターなどは全サイズ共通のものが採用されているケースが多くなっています。また、ボディを形成するポリカーボネートの板も、全サイズ同じ厚みのも場合がほとんどです。こうなってくると、より小さいサイズが頑丈なのは当然です。

ポイント③ できるだけ荷物を軽くする
頑丈なものを買おうにも、もうすでに買ってしまったという方ができることは、中に入れる荷物をなるべく軽くするということです。当然ですが、総重量が重ければ重いほど壊れやすくなります。同じ高さから同じスーツケースを落としても、総重量が重いほうがより大きいダメージを受けるのは当然です。

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