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ショップブランドの定価はウソ!あくまで現在の売値が本来の価値を表す
大手メーカー品なら定価がハッキリしているので割引具合が分かりやすい

激安スーツケースのネット販売の定価はウソ?50%OFF?いや二重価格なんですよ

スーツケースの良し悪しは値段なりということは既に解説した通りですが、実は本当の商品価格というのはなかなか分かりにくいのが実情です。

たとえばこちらの商品をご覧ください。こちらは昔から楽天市場のスーツケース人気ランキング最上位付近にいる商品ですが、価格表示を見ると定価3万円程度の商品が12000円程度で売られています。

これだけ見ると凄いセールを行っていて物凄くお買い得に見えますが、ここの商品10年近くウォッチしていますが、常に1万円前後なんです。少し前までは8000円程度でしたが、年々中国の工場の人件費アップで原価が上がりついに大幅値上げに踏み切ったようです。余談ですが、他のショップの商品でもフレームハードケースで1万円を切るような商品は殆どなくなりましたね。

そして、大幅値上げのタイミングで定価も大幅に上げて3万円と謳うようになりました。しかし、お分かりだと思いますがこの定価はあってないようなものなんですね。なぜならこちらの商品はショップブランドでありこのショップでしか売られていないからです。

常に値引きの状態で売られているわけですからこの定価はハッキリ言ってウソです。完全な二重価格なんです。本当の定価は売値である12000円であることは明らかです。
一時楽天の二重価格が問題となりましたが、ネット上ではいまだに横行しています。

このような二重価格表記を行っているショップはネット上に無数に見られます。ハッキリ言ってメーカー品ではないショップブランドやノーブランド商品の定価の表記はすべてウソだと考えるほうが懸命です。なぜならショップ以外の第三者が定価を定めていない商品の場合、定価などショップの言ったものがちだからなのです。

現在の売値が商品の本当の価値なのです

あくまで現在の売値が定価であり本当の価値だということを肝に銘じておく必要があります。定価などあってないようなものなのです。

先程の商品で考えると、定価が3万円と表記されているので、大手メーカーのフラッグシップと同等の価格帯の商品だから、大手メーカーの一流商品と同じ性能だろう、それが12000円で買えるなんてラッキー!なんて考えていては大間違いだということです。

あくまでも現在の売値が本当の価値です。この商品の真実は12000円にすぎないのです。かなり昔この商品のはるか前のモデルを購入してレンタルに出してみたことがありますが、1回目の貸し出しであっという間に壊れて私の中では安かろう悪かろうの典型的なショップブランドです。

現在のモデルを見ると昔よりはだいぶ改善されたようで見た感じでもかなり頑丈になったであろうことが覗えます。ただ、ボディの強度だけは見ただけではわからないのでなんとも言えません。ボディが改善しているなら12000円の価値はある商品だと思います。

しかし、間違っても3万円の価値がある商品でないことは明らかです。あくまでもこの商品の適正な評価は12000円であることを念頭に置いて購入する必要があります。

二重価格にだまされないで一流メーカー品を選ぼう

今出したのはあくまで商品の一例であり、同じような二重価格で消費者の目を欺いて販売しているショップは無数にあります。オリジナルブランドですと定価は判断しようがありませんので、あくまでも現在売られている価格が本当の値段であることをよく覚えておいてください。

二重価格に騙されないようにするには、やはり本当の定価がはっきりしている大手メーカー品がおすすめです。大手メーカー品でも割引で売っているショップはありますが、大手メーカー品なら正式に決められた定価がハッキリしていますので、本当の意味で割引になっていてお得なのかがすぐに分かります。

大手の商品を選べば定価がハッキリしているので、値段帯ごとにどのようなレベルの性能を有しているのかという基準で選ぶことが出来ます。もっとも、大手の商品であれば、よほどの廉価商品でなければ安いものでも一定水準以上の性能は有していますが。

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