このページのポイント

かわいいデザインのものは汚れ易く、汚くなるのでオススメできない
白やピンクなど淡い色よりも、黒や紺など濃い地味なカラーが良い
柄物は汚れると見窄らしくなるのでやめたほうが良い
ボディ表面加工は鏡面加工よりもエンボス加工の方が汚れ難くて良い

かわいいデザインのキャリーバッグは汚れ易い

昔に比べると、今の旅行カバンはメーカー間やモデル間の差がだいぶ縮まってきています。今でもスーツケースの性能や耐久性はピンきりですが、10年前に比べると随分粗悪品は減ってきました。

もちろん今でも商品間には性能差がありますので、何より耐久性を重視して商品を選ぶべきですが、多くの方がデザインや価格を重視して選んでいるのが現状です。

別に耐久性は気にしない、とにかくカワイイ物が欲しいんんだという声は根強く、かわいいデザインや派手派手なデザインのスーツケースは一定数売れます。まあ大半の方がシックで質実剛健の物を選びますが。

もちろん自分がほしい物を買うというのが消費の基本ですので好きなものを買えばいいのですが、長年様々なスーツケースを見てきた私から言わせれば、旅行カバンに限っていえばデザインは大人しい物を選ぶのが吉ということです。

旅行カバンを購入する人は、多くが海外旅行のために購入するのだと思います。ということは空港で航空会社に荷物を預けるわけです。

海外の空港での荷扱いの粗さは既にしつこいくらいに解説してきましたが、本当に1回預けただけでも傷や汚れが付いて戻ってきます。稀に驚くほど綺麗な状態で戻ってきて奇跡だ!とビックリすることもありますが、大半は傷の1つや2つが付いて戻ってきます。

運が悪いとボディ全体が傷だらけになって戻ってくることもあり、このあたりはスーツケースの性能ではなく荷扱いに依るものなので、運に頼る他ありません。

しかし、どのようなデザインの商品を選ぶかによって、傷の付き易さや、付いてしまった際の目立ち難さは大きく変わってきます。

今日の話題であるカワイイデザインのスーツケースは最も汚れやすいので注意が必要です。確かに新品でお店の店頭に並んでいる時は魅力的ですが、使い込まれていく内にどんどん汚くなってしまうのでオススメできません。

逆に、暗い色で、余計な装飾のないシンプルなデザインの商品は、傷や汚れが付いても目立ちにくいため、使い込んでいっても見窄らしくなり難いのです。

末永く使っていこうと考えているのでしたら、やはりスーツケースは地味なものを選んでおくべきです。キャスターの付いたキャリーバッグが地味でも、服装やハンドバッグなど他のところでお洒落をすれば良いのです。荷物は可愛いものである必要はありません。

パステルカラーなど淡い色は汚れや傷が目立ちます

カワイイデザインの代表格といえば、パステルカラーなどの淡い色のボディでしょう。薄いピンクや水色など確かに可愛らしいですが、薄い色は恐ろしく汚れやすいのでオススメできません。

何度もフライトを重ねると、何かにぶつかった際に付く様々な色の塗料や、黒っぽい汚れなどがボディ表面につきます。淡い色に汚れが付着すると非常に汚らしい見た目になります。

濃い色に付いた汚れも汚いは汚いのですが、比較的目立ちにくいのです。一方、淡い色のボディに付いた汚れは非常に目立ちます。10回以上使えば汚れで黒ずんできて汚らしくなってしまいます。

衣服で考えてみても、黒など濃い色の洋服よりも白などのカラーのほうが汚れやすいのではないでしょうか。旅行カバンも同じで薄い色ほど汚れが目立ちます。

かわいいものが欲しいという気持ちも良く分かりますが、ここは濃い色のものを選んでおいたほうが無難です。

柄物は汚れると見窄らしい姿に

スーツケースのボディは、黒や青や赤など淡色のものが大半ですが、中には柄や絵や写真などをプリントしたシートをポリカーボネートの透明な板に挟んで圧着した、柄物のボディもあります。

よく分からない模様をあしらったアーティスティックなものから、アニマル柄まで色々ありますが、当然こういったものが汚れやすいのは想像に難しくないと思います。

これも色の濃さによりますが、例えばピンクや水色などの淡いシャボン玉の様な泡をデザインしたデザインよりは、濃い茶色や黄色や黒で構成されるヒョウ柄のほうがまだ汚れが目立ちません。

ただ、やはり汚れが付着すると、単色系より余計にデザインが害されるのは事実ですので、できれば柄物は避けたほうが良いと思います。

また、ボディが割れるなど破損して修理に出した際に、柄まで完全に綺麗に修復することは不可能ですので、ツギハギの見窄らしい姿で修理から戻ってくることになります。

かわいいものより地味で濃い色のものがおすすめです

ということで、薄く淡い色や柄物は避けたほうが良いという話をしてきましたが、結局どのようなカラーがおすすめなのでしょうか。

それはズバリ、濃い色です。黒や紺などのカラーは老若男女問わず使えるので定番のカラーです。モデルによってはグリーンや紫、ブラウンなどの濃い色もありますので、そういったものも良いですね。

カラーを問わず濃い色なら汚れが目立ちにくいのです。淡い白やピンクや水色など薄い色はダメです。

鏡面加工よりもエンボス加工

さらに色だけではなくボディの表面加工も非常に重要です。ツルツルの鏡面加工よりもボツボツのエンボス加工のボディのほうが遥かに汚れ難いのでおすすめです。

ハードケースの表面加工には、 エンボス加工と鏡面加工の2種類があります。 表面加工は鞄のライフサイクルの中で美しさの差として現れてきますので大変重要です。エンボス加工は、以下の写真のように、みるからに樹脂っぽい、 ツヤの無い樹脂の面に無数の細かい凹凸がある表面加工です。
www.suit-case.net

鏡のように美しい鏡面加工のボディもショップに並んでいる時には魅力的に見えるのですが、使い込んでいくとエンボスよりも遥かに汚れが蓄積していきます。

総じて新品の時に魅力的なものほど汚れやすいということですね。

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