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一般的にSSサイズのスーツケースは30リットル以下の超小型サイズをいう
30リットルを大幅に割るようなサイズならリュクサックの方が良いかも
機内持ち込み目当てなら40リットル前後のモデルもあります

SSサイズの超小型スーツケースならリュックサックでも良い気がします

旅行カバンには決まった統一規格があるわけではありませんので、SSサイズのスーツケースといっても人によって想像する大きさは異なると思います。

ただ、SSサイズというくらいですから相当な小ささであることは間違いないでしょう。

一般的には、SSサイズが30リットル以下、Sサイズで30~50リットル、Mサイズで50~70リットル、Lサイズで70~90リットル、LLサイズで90リットル以上といった感じでしょうか。

30リットルというと国際線機内持ち込みサイズですのでかなり小さなものです。一般的に大人一人の荷物で渡航1日あたり10リットルが目安と言われていますので、30リットル以下ですと2,3日の短期渡航用ということになります。

旅慣れた方ですと荷物をコンパクトにまとめて30から40リットルの小型スーツケースで1周間程度の旅行に出掛けてしまう方もいますが、一般的には週末に韓国や台湾に1泊旅行に行ったり、国内の週末温泉旅行に行ったりというサイズになります。

わずか20リットル強のサイズにキャスターが必要なのでしょうか

この30リットルというサイズは国際線の機内持ち込みサイズであると述べましたが、LCCや100席以下の小さな飛行機ですと更に基準が厳しいこともあります。

非常に厳しい100席以下の小型機の持ち込み基準に対応した超々小型のモデルもありますが、こういったものは容量22リットルなどという驚きの収納能力を誇ります。22リットルというと小型のデイパックと変わらないレベルです。

日帰り登山に使う登山用ザックの必要容量が30リットル前後と言われていますので、日帰り登山者が背負うザックよりも容量が無いことになります。本当に町中で背負われている小さなデイパックのレベルです。

ここまで来ると海外旅行用として容量が足りるのかという以前に、そもそもその大きさでキャスターが付いている必要があるのかということになります。

そんな小さなボディであれば、キャスターが付いていなくても背負ってしまえるレベルです。車輪でがらがら引っ張るよりも肩ベルトで背負ってしまったほうがむしろ楽です。

30リットル程度あれば、まだキャスターが付いている意義はある気がしますが、20リットル近い大きさではもはやキャスターの意義があるのか疑問です。そんなものを購入するなら同じ大きさのリュックサックを購入したほうが良いのではないでしょうか。

買ってから小さすぎると嘆かないように慎重に大きさを検討する

どう考えてもキャスター付きのキャリーバッグではなく肩ベルトで背負うリュックサックの方が良い20リットル前後のものは問題外としても、30リットル前後のものでも十分に小さすぎるということは考えておく必要があります。

とにかくコンパクトなものが欲しいと、よく確認せずにネットショップで購入して後悔している方をよく見かけます。また、店頭でよく中を確認しないで外観だけ見て購入して、いざ荷物を詰めてみたら意外と入らないということもあります。

スーツケースは内側がフラットでないため、意外と物が入らなかったりするのです。一番出っ張っているのは伸縮式のキャリーバーを収納する鞘の部分ですね。これの出っ張りが大きく、ボディの大きさが小さければ小さいほど相対的に出っ張りが大きいのです。

特にSSサイズともなれば、かなり出っ張りが目立ち、外から見たサイズ以上に収納できる容量が小さいので、よく確認してから購入する必要があります。30リットルって本当に思った以上に小さいですよ。

あくまでも私の感覚ですが、まともに使える容量は40リットル前後からです。30リットル程度の大きさですと本当に小さくて週末の1泊旅行用という感じです。

40リットルあれば荷物を絞れば4,5日の渡航にも使えます。もちろんお土産など入るわけもありませんが。

SSサイズの購入を考えている方は、本当に20リットルや30リットルという容量で足りるのかよく考えてみることをおすすめします。

今はJALやANAなどナショナルフラッグキャリアの100席以上の機体の機内持ち込みでしたら40リットル前後の商品も出ています。LCCや小型機では無理ですが、大きな飛行機なら40リットル前後のモデルでも持ち込みできるので、SSサイズといわずにせめて40リットル程度はあったほうが何かと重宝すると思います。

キャビンサイズの旅行カバンおすすめランキング

上で紹介した、LCCではない大型機の場合の機内持ち込みサイズでありながら、40リットル近い容量を実現したキャリーバッグのおすすめモデルを紹介します。
SSサイズでは少し小さすぎると思う方や、元々SSというサイズ感よりも機内持ち込みが目当ての方はおすすめです。

第一位 マックスキャビン2 (容量42リットル)
協和のHIDEO WAKAMATSUブランドの、キャビンサイズ対応の最大容量モデルです。
前型は格安でよかったのですが、この新型は一気に値段が上がりお得感が大幅ダウン。
ただ性能的には大幅アップを果たしました。特にキャスターのパワーアップが著しく、医療用キャスターの技術を取り入れた高性能キャスターになっています。
また容量も2リットル増え42リットルとなり、クラス最高レベルの大容量となりました。

第二位 SKYMAX-S (容量39リットル)
サンコー鞄のキャビンサイズ対応の最大容量モデルです。
最大の特徴はエキスパンダブルで、荷物が増えたときはファスナーひとつで44リットルになります。
その場合は、機内には持ち込めなくなりますが。

第三位 プロテカ マックスパスHI(容量38リットル)
エース鞄のプロテカブランドの、キャビンサイズ対応の最大容量モデルです。
日本製とはいえ前モデルは4万円以上で高すぎましたが、新型は3万円台に収まり少し買い求めやすくなりました。それでも日本製のため値段が高価に高価なのは難点です。

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