このページのポイント

エンボス加工はシボが荒いほうが細かいものより汚れにくい
幾何学的な尖った突起より、動物の皮膚のような丸まった突起が良い。
凹んだシボより出っ張ったシボの方が良い

エンボスのハードケースのシボ加工は荒いほうが汚れにくい

ハードタイプのスーツケースのボディは、ポリカーボネートやABSなどの耐衝撃性に優れた樹脂でできています。

ボディの表面積の大半を占める樹脂ですが、その表面加工には大きく分けて2つの種類があります。それが鏡面加工とエンボス加工です。特徴の違いについては以下の記事を御覧ください。

ハードタイプのスーツケースの表面加工には、 エンボス加工と鏡面加工の2種類があります。 表面加工は、スーツケースのライフサイクルの中で 美しさの差として現れてきますので、大変重要です。エンボス加工は、以下の写真のように、みるからに樹脂っぽい、 ツヤの無い樹脂の面に無数の細かい凹凸がある表面加工です。
www.suit-case.net

鏡面加工よりもエンボスのほうが汚れにくく傷がつきにくく、たとえ汚れたり傷がついたとしても目立ちにくいという特徴があります。

ただ、エンボスであればどんなものでも汚れにくいということではなく、表面のシボの入り方によって大きく変わってきます。

シボ加工というのは、表面にシボ(しわ)を入れる表面加工で、そのシボの模様は実に多彩です。動物の皮膚のようにデコボコした模様のもの、幾何学的な模様の入ったものなど実に多彩で、同じデコボコでも小さなデコボコと大きなデコボコがあります。

この模様や、デコボコの大小で、汚れ易さが大きく異なりますので、スーツケース選びの際には確認してみてください。

細かいよりも荒いシボの方が良い

まず第一に、シボ加工の凹凸は大きい方が良いということは確かです。

表面が荒い凹凸ではなく細かい凹凸になっていると、まるでヤスリのように作用し、ぶつかったものの表面を削り、目の細かいへこんだ部分に詰まってしまいます。

よって、シボ加工の表面のデコボコは荒く大きい物のほうがおすすめです。目が細かいと汚れが付着しやすく、下手をすると鏡面加工のスーツケース以上に汚れやすいということもあり得るのです。

鋭いダイヤカットよりも丸い出っ張りが良い

シボ加工の出っ張りの部分(突起)には、動物の皮膚のような滑らかなデコボコと、鉱物のように無機物的な尖ったデコボコがあります。

鋭いとヤスリのように作用して、ぶつかった物の表面を削りとってしまうので、汚れやすくなります。また、ぶつかった相手よりもこちらのほうが擦れに弱い場合は、突起の先端が削り取られてしまい、傷になってしまいます。

その点、滑らかな丸い突起の場合は、お互いぶつかり合っても滑らかに受け流すことが出来るので、削り取られにくいのです。

 
鋭い尖ったの突起(ダイヤカット)                 なめらかな丸みを帯びた突起

凹よりも凸のシボ加工のほうが良い

殆どのシボ加工は、突起が飛び出ている凸型のデコボコになっていますが、一部表面が凹んでいるデコボコになっている表面加工のモデルが有ります。

こういったシボ加工は、まさにヤスリのような作用でぶつかったものを削りとるだけではなく、引きずられた時に地面の汚れを掻き取るなどして、非常に汚れやすいのです。

汚れが付着しやすく溜まりやすいため、あまりオススメできません。凹んでいて細かいシボ加工はかなり汚れやすく、場合によっては鏡面加工よりも汚れに弱いので注意が必要です。

この記事が役に立ったら、ぜひ「いいね」をポチッとお願いします!