機内持ち込みサイズのスーツケースについて
一定のサイズ以下の荷物は、機内に持ち込むことができます。
ほとんどの航空会社で、縦・横・幅の3辺の和が115センチ以内
(かつ55cm×40cm×25cm以内)の荷物を機内に持ち込めます。
※座席数が100席以下の飛行機は、縦・横・幅の3辺の和が100センチ以内の荷物のみ持ち込めます。このサイズですとキャスター付きカバンとしては相当小さく、あまり実用的ではありません。
※LCCなどの格安航空会社では機内に持ち込める大きさの規定が異なる可能性が有ります。
キャビンに持ち込める大きさはかなり小さめにはなるものの、破損しにくい、荷物を受け取る手間がないなど、大きなメリットがあるのも事実。
でも115センチって、キャリーバッグとしてはかなり小さいですよ。
ぜんぜん荷物が入らないような気がします。
たしかに115センチだと一昔前は30リットル程度の小型キャリーが主流じゃった。
だが、最近は40リットルを超えるモデルも出てきて、工夫次第では3泊4日くらいの渡航にも使えるのじゃ。
メリットとデメリット
メリット① 壊れにくい
既に解説したとおり、スーツケースが壊れるのは、ほとんどのケースにおいて航空会社に預けたときです。海外の空港では扱いが乱暴ですので、破損させられて帰ってくるケースが多いのです。
しかし、機内に持ち込めばこのような扱いをされることが無いので、故障知らずです。これは非常に大きいメリットです。
メリット② 荷物を預ける手間が無い
機内に持ち込めるわけですから、当然荷物を預けたり、ターンテーブルで荷物が出てくるのを待つ手間が無いわけです。
荷物が出てくるのを待つことなく、一番に税関へ向かえるのは、地味に大きなメリットですね。
デメリット① 容量が小さい
持ち込めるサイズには制限がありますので、容量が小さくなってしまいます。
一般的に、機内持ち込みサイズのスーツケースの容量は、30リットル程度の容量になります。
30リットルですと長くても3日程度の渡航用になりますので、長い渡航には厳しい容量となります。
フレームよりもファスナーが軽量で大容量で良いです
ハードタイプの鞄にはフレームのタイプとファスナーのタイプがあります。
当サイトでは、日本では特に人気があり、各社の商品郡の中心となっている、フレームタイプのハードケースを選ぶことを前提に解説しています。
本来は、ファスナータイプでも強度的に全く問題ないのですが、使いやすいことと防犯性の高さからフレームタイプを薦めています。
ただ、機内持ち込みサイズのような小さいサイズにおいては、フレームよりもファスナーのキャリーバッグがお奨めです。
というのも、小さいフレームタイプだと見た目以上に中が狭くなり、ただでさえ少ない容量がさらに少なくなってしまうためです。
また、機内持ち込みなら、ファスナーの部分がナイフで切り裂かれ中身を盗まれる心配もありません。フレームタイプの大きなメリットである防犯性も持ち込みなら関係ありません。
最大容量のキャビンサイズ対応キャリーバッグ(40l超)
長い渡航でも、機内に持ち込めるキャビンサイズのモデルを使いたい!もう少し容量が大きければ・・・
という声に応えて、近年、最大容量の機内持ち込みサイズというコンセプトの製品が発売されています。
設計の根本的な見直しにより、115センチ以内という制限に適合しながらも、40リットル前後という大容量を確保している製品です。
縦・横・幅の比率を容積が最大になるようにして、
キャスターや取っ手などの突起部を減らすことにより、従来よりも大容量を実現しました。
従来の製品の30リットルに対して、40リットル前後の大容量ですので、機内持ち込みサイズを購入するのであれば、このような新コンセプトの製品以外に選択肢はないでしょう。
ただし、LCCや小型機などは持ち込み規定が115センチ以内の規定よりも更に厳しい場合があり、このようなモデルでは持ち込めない場合もあります。詳しくは以下のページをご覧ください。
神おすすめモデルのランキング
上で紹介した、115センチ以内でありながら40リットル近い容量を実現したキャリーバッグの中から、代表的なモデルをご紹介いたします。
小型機やLCCには持ち込めないものもありますので、お使いになる航空会社の定める規定をよく確認してくださいね。
(容量40リットル)
エミネントの最大容量キャビンサイズのキャリーバッグです。この手のコンセプトの商品の先駆けとも言えるモデルをベースとした特注モデルで、プロ仕様に耐えられる汚れに強いボディになっています。
とにかく値段が安いことが最大の特徴で、1万円以下で一流メーカー製というのは他になかなかない価格帯の商品となっています。
安いですが機能面や品質面など高いモデルに全く遜色ありません。
(容量42リットル)
国内老舗メーカーの協和のモデルです。42リットルというのは現在発売されているものの中でも最大で類を見ない大容量です。
また、医療用ストレッチャーの技術を応用した超サイレントキャスターを採用しているなど、性能面も最高峰のものとなっています。ただ、この大きさにしてはなかなか良いお値段しますね。
(容量39リットル)
国内老舗メーカーのサンコー鞄のモデルです。サンコー鞄製なので流石に素晴らしい性能ですが、やはりお値段はやはりそれなりにしますね。
最大の特徴はエキスパンダブルで、荷物が増えたときはファスナーひとつで44リットルになります。その場合は、機内には持ち込めなくなりますが。
(容量38リットル)
エース鞄のプロテカブランドの高級モデルです。こちらはフレームタイプになります。
他とは違い日本製とはいえ、前モデルは4万円以上と高すぎましたが、新型は3万円程度で少し買い求めやすくなりました。それでも日本製のため値段が非情に高価なのは難点です。
機内に持ち込むと壊れにくく長く使えますので、思い切って高級品を購入するというのも良いのではないでしょうか。
フロントオープンやトップオープンもおすすめ
フロントオープンとトップオープンという、ハードケースなのにソフトケースみたいなポケットが外側に付いたキャリーバッグがあります。
これが小物を出し入れするのに大変便利なんですが、ハードのボディシェルをくり抜いているので強度上の心配があります。
そこで注目なのが機内持ち込みサイズの小型キャリーのフロントオープンやトップオープンです。
元々小型で大きなモデルと比べて相対的に壊れにくいことと、そもそも預けることが少ないため破損が少ないことがポイント。
預けて投げられたりしなければ強度の問題はほとんど関係ありませんので、外ポケット付きのモデルでも安心して買えます。このサイズだからこそポケット付きも大いにありなのです。
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