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フレームハードケースもファスナーのキャリーでも強度は変わらない
海外旅行にフレームハードを薦めるのは耐久性ではなく防犯性から
中身を盗まれる心配よりも、中身に危険物を仕込まれる心配をしている

私がファスナーのキャリーバッグよりもハードスーツケースを好むのは、防犯性だけではない

キャスターの付いた旅行カバンには、ソフトケース、ファスナーハードケース、フレームハードケースなどの種類があります。

素材や構造で分けると、大きく4種類のタイプに別れます。 ソフトケース、ファスナーハード、フレームハード、金属の4種類です。 それぞれに特徴があり、お値段も違ってくるので、自分に最適なタイプのものを選ぶ必要があります。
www.suit-case.net

海外旅行などの為に旅行カバンを購入しようと考えた際に、最初に選ばなければいけないのがどのようなタイプの鞄を購入するかです。

日本人がよく選ぶのが一番カッチリしたフレームタイプのハードケースで、軽量性や値段重視の方はファスナータイプのハードケースを選ぶ方も増えてきました。こうした樹脂でできた硬いボディのタイプをスーツケースやハードケースなどと呼びます。

一方、世界的には人気のある、化学繊維の布でできたソフトケースは日本ではあまり人気はありません。出張で使うビジネスマンや客室添乗員などコアな層には人気がありますが、価格的にもファスナハードに勝てないため今や減る一方です。

その他、金属ボディの高価な商品や、本革や人工皮革を貼ったトランク型のケースなど様々な商品がありますが、一番主流なのはハードケースです。

フレームハードでも、ファスナーハードであっても、ソフトケースであっても、どのタイプだから頑丈・壊れ易いというのはなく、メーカーやモデル間の差のほうが大きいので、好きなタイプを選んで信頼できるメーカーの商品を購入するのが一番です。

フレームタイプのハードケースを薦める訳

本当にどのタイプでも強度には差がなく、一見一番頑丈そうに見えるフレームハードがソフトよりも保たないようなケースも珍しくありません。ハードケースはポリカーボネート樹脂のボディが割れるケースが多いのです。ソフトが破れる確率よりもハードが割れる確率のほうが上だと思います。

ではむしろソフトケースのほうが良いのではないかと考えたいところですが、私は海外に行くならどうやってもやはりフレームタイプがいいのです。

その違いは強度ではなく防犯性です。安いので最近人気が高まってきているファスナータイプのハードケースですが、ボディは硬いのにファスナーの部分は柔らかいという歪な構造をしています。

強度上の問題は全くありませんが、安全性的にはイマイチで、ボディが堅くてもファスナーの部分をナイフで切り裂かれれば、簡単に開いてしまいます。

その点、フレームタイプなら、ナイフで簡単に切り裂くとうことはできません。もちろんバールや大型のドライバーなどで鍵の部分を壊せば開いてしまいますが、ファスナーを切り裂くよりも少し手間がかかります。

この盗み難いぞという心理的効果が大きいのです。他の鞄よりも相対的に防犯性が高ければ、狙われる可能性が減るので、完璧に防衛する必要はないのです。

私は防犯性だけではなくこういう心配をしている

このような防犯性の問題から私はフレームタイプを勧めている訳ですが、実は理由はそれだけではないのです。

キャリーバッグの中には貴重品を入れないのが大原則ですので、取られて大きな損害を受けることはありません。旅行中に少し困ることがある程度でしょう。もちろんショックはデカイけど・・・

私が心配しているのは、逆に中に危険なものを入れられたらということです。

人から預かったスーツケースに覚せい剤が入っていて海外で拘束されたというニュースは数年に一度聞きますが、海外では麻薬に厳しい国もあり日本人が死刑になるケースもありました。

自発的に運び屋になったり、中身が分からないままに人から荷物を預かって見つかるというケースが大半ですが、可能性としては勝手に仕込まれる可能性もないわけではありません。

薬物の運搬目的だけではなく、場合によっては人を陥れるために、キャリーケースの中に危険なものを仕込むことだって出来るわけです。どこかの市議会議員が中国で拘束されたニュースは記憶に新しいですね。

 愛知県稲沢市の桜木琢磨市議(70)=無所属=が、中国広東省広州の空港で覚醒剤を所持していたとして、現地の公安当局に身柄を拘束されていることが15日、同市議会事務局への取材で分かった。14日午後、外務
www.nikkei.com

陰謀論だとか、あり得ないことを心配しすぎだとかいう声が聞こえてきそうですが、原理的にはあり得なくはない話です。

特にソフトスーツケースは、鍵の付いたメインファスナーの他にも、書類や簡単な小物を入れるポケットが外側についています。ポケットのファスナーには鍵が付いていないケースが大半ですので、さっと開けてさっと仕込むことも出来るわけです。

ファスナーには鍵が付いていても壊さずに開ける方法もあり、何か仕込まれて自分では気付かない内に海外で逮捕という可能性も無くはありません。

心配し過ぎだといわれるかもしれませんが、何があるか分からないのが海外です。念には念を入れるに越したことはありません。だから私は海外旅行はフレームタイプのハードケースです。国内旅行は軽量のファスナーハードを使ってますけどね。

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