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スーツケースに銃弾を仕込まれ賄賂を要求される事件がフィリピンで発生
仕込まれないためにはファスナーではなくフレームの鞄がおすすめ
鍵はTSAではないのが望ましいが現在は非TSAモデルは手に入りづらい

弾丸詐欺に代表される恐喝から身を守るならフレームハードケース

本日は昨年から話題になっているフィリピンのマニラの空港での弾丸詐欺について考えてみたいと思います。

弾丸詐欺とは、海外の空港でスーツケースに銃の弾を仕込まれて、手荷物検査でそれを指摘され空港職員に賄賂を要求されるというものです。

銃弾を持ち込むことが禁止されている国では起こり得る事案と言えます。特にフィリピンなどの東南アジアの賄賂が横行している国では十分に起こり得ることです。

弾丸でなくても麻薬などを仕込めばどのような国でも起こり得ることですね。キャリーバッグのファスナーは構造上わずかな隙間でしたら作ることが出来ますので、そこから小さな弾丸を仕込むことなど容易です。

一度仕込まれてしまえば、遠い異国でとんでもなく高額な賄賂を要求されて、どうすることもできずに身ぐるみ剥がされるという自体にもなりかねません。

どのように仕込まれるのか

仕込むチャンスはいくらでもあり、最も簡単なのは手荷物検査の際に、検査官が検査を行いながら隠し持った弾丸を忍ばせ、さも今発見したかのように脅すわけですね。

こういったケースであれば手荷物検査の際に職員の動きをよく見ておけばよいのでしょうが、他の職員とグルでターンテーブルから出てくる前に仕込まれたり、一般客とグルでターンテーブルで受け取る前に仕込まれたりしたら、なかなか発見するのは難しいかもしれません。

その他、そもそも積込前に目を離した隙に一般客を装ったグルに仕込まれたりと、どのタイミングで仕込まれるか知れたものではありません。常に危険と隣合わせだと思って警戒する必要があります。

フレームハードケースが一番安全

常に危険と隣り合わせである以上、なるべく仕込まれにくい荷物にしておく必要があります。特にファスナーのキャリーバッグは危険が多いといえます。

キャリーバッグなどのキャスター付きの旅行鞄には、フレームハード、ファスナーハード、ソフトケースなどの種類があることは繰り返し説明してきました。

素材や構造で分けると、大きく4種類のタイプに別れます。 ソフト、ファスナー、フレーム、金属の4種類です。 それぞれに特徴があり、お値段も違ってくるので、自分に最適なタイプのものを選ぶ必要があります。
www.suit-case.net

私は、その中でも、海外旅行に限ってはフレームハードケースをおすすめしています。その理由は防犯性で、やはりファスナータイプよりも防犯性に優れているのは間違いありません。その他、以下の記事でも解説していますが、変な犯罪に巻き込まれないためということがあります。

海外旅行などの為に旅行カバンを購入しようと考えた際に、最初に選ばなければいけないのがどのようなタイプの鞄を購入するかです。 日本人がよく選ぶのが一番カッチリしたフレームタイプのハードケースで、軽量性や値段重視の方はファスナーを選ぶ方も増えてきました。
www.suit-case.net

麻薬をスーツケースに仕込まれたりするようなことがあれば、国によっては死刑判決が下ることもあります。現に日本人が麻薬運搬で中国で死刑執行された例もあります。自発的に運び屋になったのではなくハメられたケースも有るのではないでしょうか。海外の司法制度を考えると冤罪の恐れも多々あります。

今回の話題の弾丸詐欺も同じでファスナータイプの鞄だと、構造上無理に開けば少し隙間を作れてしまいますので、そこから小さな弾丸を仕込まれたらアウトです。

ただでさえ危険なファスナーですが、鍵が付いているメインの収納スペースはまだしも、ソフトケースなどにありがちな鍵すら付いていない外部にあるファスナーの小物ポケットは論外でしょう。

鍵を開けなくてもちょっとしたパンフレットや書類などを収納できる小物ポケットは何かと便利で、ビジネスマンなどはポケット付きのソフトケースを使用している方も多いようですが、防犯性という観点ではナンセンスです。チャックをサッと開けて、サッと弾丸や麻薬などを仕込まれ、気が付かなければアウトです。

その点、フレームタイプのハードケースであれば、鍵を壊してこじ開けない限り、危険物を仕込むことは出来ませんので安全です。もちろん完全な防犯ではなく、バールなどで鍵を壊せば簡単に開いてしまいますが、壊さなければ開かないという点が重要です。壊して仕込まれたら、一発で分かりますからね。

ファスナーは知らない内に仕込まれかねないという点が怖いのです。

鍵がTSAロックでなければ完璧

ということで壊さなければ仕込みにくいフレームタイプのハードケースがおすすめということなんですが、それでも危険が全く無いわけではありません。

前述の通り、そもそも空港職員が犯人なので、やろうと思えば方法はいくらでもあるということです。例えばTSAロックの解錠ツールはアメリカのTSA職員しか持っていないはずですが、実は昨年マスターキーの情報が流失してしまっていたりします。

マスターキーの情報から3Dプリンターで擬似マスターキーが作られて実際にこれで解錠出来てしまうことがわかっています。こういったツールを使われたら、フレームタイプのケースでもひとたまりもありません。

したがってできればTSAロックではない鍵のスーツケースが望ましいのです。アメリカ以外への渡航でしたらTSAロックは必要ないものですしね。

しかし、残念ながら、現状TSAロックではない旅行カバンを探すほうが困難です。いつかはアメリカに行くかもしれないと考える人が多いようで、スーツケースを購入する人の殆どがTSAロックを望みます。そのため現在販売されている旅行カバン類はほぼ全てがTSAロックとなっているのです。

色々探しても残念ながらTSAロックではないモデルは見つかりません。本当にびっくりするくらいにTSAロックのモデルばかりです。この点ばかりはもう仕方がありませんね。

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